相場格言で「落ちるナイフは掴むな」という言葉がありますが、これは言葉の通り急落している銘柄は買いで入ってはいけないということです。下落している途中の銘柄を買いで入ってもそのままさらに下落し含み損となってしまうということです。
しかし、これは「価格帯」「トレードスタイル」「指数」によっては、落ちるナイフでも掴んで良い場合もあります。まず初めに絶対にダメなのは高値圏での落ちるナイフを掴んでしまうということ。これはどのパターンであってもやってはいけない落ちるナイフ拾いです。
「価格帯」というのは、高値圏なのか安値圏なのかということです。前述の通り高値圏からの落ちるナイフは絶対に掴んではいけません。逆に安値圏での落ちるナイフは掴んでも良い場合があります。安値を更新して急落した場合、スキャルピングだとリバウンド狙いである程度エントリーが甘くてもプラスになる確率は高いです。また、安値圏で安値を割り急落しているなら日足レベルで拾っても中長期でプラスになる確率は高いです。
「トレードスタイル」とは、スキャルピング、スイング、長期と言ったトレードスタイルです。落ちるナイフレベルの急落の場合、先ほども述べたように安値圏で安値を割るようなら日足でスイング・長期でエントリーしてもいいですが、プラ転してからさらにマイ転する恐れもあります。なので、スイングや長期でエントリーするよりも落ちるナイフはスキャルピングなど短期トレードに有効です。
最後に「指数」というのは、日経平均やマザーズ指数の事です。指数が下落している場合は指数に連れてリバウンドなしの強烈な下落になる場合があるため、指数急落の場合は様子見をしエントリーはしない方が得策です。
